数あるビートルズソングの中でも、この曲の訳は難題の1つである。
特に日本では世紀の「誤訳」といわれている「ノルウェイの森」があり、小説や映画にもなっているので、そのイメージは払拭し難いものがある。
しかもラバーソウルのアルバムジャケットがなんとなく森の中っぽいのがまたタイミング悪い(笑)
しかしネイティブに尋ねたところ、wood単数形でも森の意味ととれないわけではなさそうなので、いちがいに誤訳とも言えない。
あげあしを取ったように
「誤訳だ!はぁ?意味わかんねえ!」
と声を大にして騒ぐほどのことでもないが、そもそも「森」なんてこの歌の内容とまったく関係がないのは確かだ。
かといって「ノルウェイ産の木材」やその木でしつらえられた家具というのも歌のタイトルとしてしっくりこない。
天才的言葉のセンス
やはりこれはもともと
knowing she would(もちろん彼女はヤラせてくれる)
であったアダルティなタイトルをオブラートに包んで、かつ直前の
isn’t it good?
と韻を踏むのを最優先した、ジョンお得意の言葉遊びの産物(レノンセンス)としておくのが一番落ち着くように思われる。
ノウイングシーウッド→ノーウィジャンウッド バンザーイ!バンザーイ!w
Rubber Soulは小悪魔ギャルのオンパレード
ポール曰く「ラバーソウルのコミックソング」2曲のうちDrive My Carに続くNorwegianWood
なんと名作ラバーソウルの頭2曲はコミックソングなんですねー(笑)
にしてもこのアルバムには Drive My Car、Norwegian Wood、Girl、Run For Your Life…とジョンの詞に小悪魔ギャル登場率が高すぎる。
なにかこの時期オモシロイ目にあったに違いない(笑)
なんとなく曲が続いてることもあって、Drive My CarとNorwegian Woodのギャルは同一人物のような気がしていたが・・・(笑)
放火はマズイ
もう1つ物議をかもすのが、最終ヴァースのオチの部分だ。
So I lit a fire
たしかに何に火をつけたかは言ってないが、部屋に放火するみたいな訳になっているものもある。
まあ解釈は自由だが、いくら女の子とヤリそこねたからといって、部屋に火をつけるサイコ野郎の歌とは思えない(笑)
ここはやはりアホな男が寂しく暖炉に火をつけたとか、この時期なのでマリファナで一服・・・という余韻を感じる訳の方が詩的だ。
もしくは「絶対あいつとヤッてやる」と心に火をつけたという解釈もおもしろいんじゃないかな。
原文の歌詞はコチラ
NORWEGIAN WOOD (This Bird Has Flown)
こないだナンパした話
っていうか逆ナンって感じやな
女の方から部屋に誘ってきよってな
もう、完全イケるパターンやろ?
「もう泊まっていきーな。その辺テキトーに座ってて」
って言われたけど
部屋ん中見たけど
椅子なんか1つもあらへんかったわ
しゃあないし絨毯にじかに座って
ワイン飲みながら、ぼちぼちイケるかな・・・みたいな
2時くらいまでおしゃべりしてたかな
おいマジか「うち、そろそろ寝るー」やって・・・
「ごめーん、朝から仕事やねんw」
とかぬかして笑ろとったわ
「ん、ん?・・・お、おれ休みやし、大丈夫やで」
って食い下がってみたものの
テンションだだ下がりで風呂場で寝るしかなかったわ
で、目ぇ覚ましたらポッツーンですわ
女はもうおらへん
一人寂しく暖炉に火くべてな
さっぶい話やろ? 完全イケるパターン、か・・・
「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^