発売から半世紀が経ってもなお影響を与え続けるロックアルバム
一切のライブ活動を停止したビートルズは
レコードが僕らのステージだ!
というポールのアイディアを発端にアルバム・コンセプトができあがったという。
軍服をまとい(ロックと軍服は実によく合う)架空のバンドに扮したビートルズはアイドルグループとしての過去の自分達を葬るかのようだ。
ジミヘンは速攻コピーし3日後の自分のライブで演奏し、観客席にいたポールを感動させたという。
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンはショックのあまり寝込んだ(・・・かどうかはわからないが、相当衝撃を受けたらしい)
そして今月、5月26日に50周年記念エディションが発売され、ビートルズフリークの財布の紐を緩ませるのであった。
皮肉な歌詞
歌詞の頭の方にこのバンドの音楽スタイルは時代遅れだという説明がなされている。
なんと皮肉な歌詞であろうか。
時代遅れどころか、時代を超えたアルバムの冒頭にジョークが過ぎる歌詞である(笑)
そしてこのバンドの紹介であるこの曲のあと、リンゴ・スターに大役が回ってくる。
歌手ビリー・シアーズとして紹介され、観客の熱狂と共にWith a Little Help From My Friendsへと続くのであった。
原文の歌詞はコチラ
SGT. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
あれはちょうど20年前の今日やったわ
ペパー軍曹がバンドに演奏をおせーたんや
ちょっと流行った時もあったんやけど
でも今聴いても笑顔がこぼれること間違いなしや
ほな紹介しまっせ
長年おなじみのライブショー
ペパー軍曹の独身者社交クラブバンド!
ご紹介にあずかりました、ペパー軍曹の独身者社交クラブバンドです
どうぞ楽しんで帰っておくれやす
ペパー軍曹の独身者社交クラブバンドやで
どうぞごゆるりと、今宵お過ごしくださいな
ここで演奏できるなんてすばらしいことですわ
わくわくが止まりまへん
今日のお客さんもみんな最高
ホンマ家に連れて帰りたいくらいや
ショーを中断しとうはないんやけど
ぜひ紹介したい人がおるんですわ
今からうとてくれる(歌ってくれる)シンガーなんです
ほな紹介しまっせ
ビリー・シアーズその人!
そして演奏はペパー軍曹の独身者社交クラブバンド
「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^