【関西弁でビートルズ和訳】Back in the U.S.S.R.

関西弁吹替えインタビュー

今年、2018年はホワイトアルバム発売50周年ということで、このビートルズ関西弁シリーズもホワイトアルバムの曲を中心に攻めていきたい。

ということで、A面1曲目のBack in the U.S.S.R.

このアルバムはアコースティック弾き語りのポールもいいけど、やっぱりぼくはロックンローラーのポールが好きだ。

ホワイトアルバムで一番好きなポール曲。

目次

社会主義国家への姿勢

ジョンとポールはこの頃になると、曲作りに関して共同作業もあまりないと思われるんだけど、テーマがかぶることがあるね。

ペニーレインとストロベリーフィールズはどちらも故郷の心象風景だしね。

そして、ジョンのRevolutionとこのBack in the U.S.S.R.も社会主義国家に対する二人の姿勢が表れている。

ジョンの方は中国の文化大革命を辛辣に批判しているが、ポールの方は軽快かつパロディ満載のロックな曲で、ソビエト連邦をおちょくっている感じだ。

パロディセンス抜群のポール

タイトルと全体のテーマはチャック・ベリーの「Back in the USA」のパロディで、ミドルエイトのコーラスはビーチボーイズのパロディである。

ソビエトの歌に全然そぐわない、夏感満載のビーチボーイズサウンドを持ってくるところにポールのセンスと悪意を感じる(笑)

また歌詞では米国ジョージア州の州歌「わが心のジョージア」(Georgea on my mind)を思わせる一節が出てくるけど、ソビエト連邦のグルジア(ジョージア)とアメリカのジョージア州がまったく関係ないのは言うまでもない(笑)

ちなみにラスト付近で出てくる comrade というのは、共産党党員の同士という意味だ。

原文の歌詞はコチラ

Back in the U.S.S.R.

マイアミビーチからBOACでひとっとびや
昨日は一睡もでけへんかったわ
荷物の紙袋は膝の上に乗せたまんま
ほんまキツいフライトやったわ
でもソビエト社会主義共和国連邦に帰ってきたしな
こんな嬉しいことないわ
ソビエト社会主義共和国連邦に帰ってこれたんやから

長いこと離れとったし、ほとんど知らんねんけどな
まあとにかく故郷に帰ってこれたんやし、よしとしようや
荷物の整理は明日にしょ
電話もつながらんように抜いとけ
ソビエト社会主義共和国連邦に帰ってきたんやしな
こんな嬉しいことないわ
ソビエト社会主義
ソビエト社会主義
ソビエト社会主義共和国連邦に帰ってこれたんやから

ウクライナのねーちゃんはまじサイコー
いわゆるヨーロッパ系なんかより全然ええわ
モスクワのねーちゃんも捨てがたいで
「我が心のジョージア」って叫びたなるわ

雪の積もった山とか、オトンの農場とか案内してくれや
お前のバラライカも聴きたいなあ
党の仲間も大切にせなあかんで
でもソビエト社会主義共和国連邦に帰ってきたしな
こんな嬉しいことないわ
ソビエト社会主義共和国連邦に帰ってこれたんやから

「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^

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