【関西弁でビートルズ和訳】Soldier Of Love

関西弁吹替えインタビュー

前回のDon’t Ever Changeに続き、Live At The BBCからSoldier of Loveを取り上げてみよう。

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アーサー・アレキサンダー

ビートルズがデビューする前、他のバンドといかに差をつけるかということは至上命令だった。

その手段の1つが、誰も知らない隠れた名曲をカバー演奏して、自分たちのものにすることだったんだね。

ビートルズの地元リバプールという港町は、アメリカからの輸入レコードが手に入りやすいという点でロンドンのバンド勢よりも有利だったのだ。

Soldier of Loveのオリジナルはアーサー・アレキサンダーという黒人歌手であるが、アメリカでも特にヒット曲があるわけでもなく、ましてイギリスで知っている人などほとんどいなかっただろう。

アメリカのポップス、ソウル、ブルースのレコードを漁り倒していたビートルズは、そんな中から隠れた名曲をみつけてはカバーし、ステージで演奏していたのだった。

その中でもアレキサンダーの曲はジョンのお気に召したようで、デビューアルバムでは「アンナ」、BBCの中でも「ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルース」を演奏しているよ。

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ダブルミーニング

彼らがデビュー前にカバーしてきた曲は、レノン・マッカートニー、ハリスンがオリジナルソングを作るにあたっても大きな影響を与えている

ジョンは創作の初期段階から作詞に関してもこだわりを持っていた。

1つの言葉を2つの意味で使うダブルミーニングの手法はジョンも大好きで、Please Please Meでも

Pleaseは「お願い」と「喜ばせる」の2つの意味で使われているね。

このSoldier of Loveでは arm という言葉をダブルミーニングで使っている。

arm には兵隊さんが持つライフルのような「武器」という意味と「腕」という意味があるんだ。

武器なんか捨てて、その腕で抱きしめてくれ

という内容だから、これはもう反戦歌だよね。

後のギブピース・ア・チャンスやイマジンにも影響を与えたんじゃないかなとぼくは思っている。

オリジナルではバックの追っかけコーラスは女性だが、ビートルズではポールの存在が大きいね。

ハイトーンでオリジナルキーのまま女性コーラスができたのは、ビートルズの大きなアドバンテージの1つだもんね。

原文の歌詞はコチラ

Soldier Of Love

そんな武器(アーム)なんか置いてや
白旗あげーや
そんな物騒なもん捨てて
愛してくれる方が平和やと思わへん?
腕(アーム)はオレを愛するために使ったらええんや
な、そうしようや

おまえの事めっちゃ好きやのに
宣戦布告はないやろ
ほんまマジやから、他の奴なんか忘れて
戦場から離れてくれや

そんな武器(アーム)なんか置いてや
愛してくれる方が平和やと思わへん?
そんな物騒なもん捨てて
やさしくしてくれよ
腕(アーム)はオレを抱きしめるために使ったらええんや
戦いなんてまっぴらやわ

お前の武器にはだいぶ傷つけられたわ
でもいつかわかってくれるやろ
お前への気持ちは誰にも負けへんってことがな
愛の兵士か、そんなんなられへんわ

そんな武器(アーム)なんか置いてや
愛してくれる方が平和やと思わへん?
そんな物騒なもん捨てて
もう白旗あげーや
腕(アーム)で息ができんくらい抱きしめてくれ
こんなに好きなんやから
な、武器なんか置いて

「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^

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