【関西弁でビートルズ和訳】Taxman

今日はアルバム「Revolver」の冒頭を飾るTaxmanを関西弁にしてみよう。

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祝福と厄災

当初アルバムタイトルは「アブラカダブラ」という呪文の言葉であったが、日本公演の際に警備の警官が持っていた回転式拳銃(リボルバー)を見てそれを正式タイトルにしたという説がある。

リボルバーの頃になるとライブツアーへの情熱も完全に冷めきって、疲弊しきっていたメンバーは今まで以上にアルバム制作へとのめり込んでいった。

このリボルバーほど静と動、ポップとアバンギャルドの振れ幅の大きいアルバムはないだろう。

まさにアブラカダブラ(祝福と厄災)なのだ。

ジョージの曲が3曲

なんだかんだで曲作りに関してはジョンとポール、天才二人の独壇場だったビートルズ。

ジョージが作ってきた曲には二人とも結構冷たかったようだ。

しかし、なんとこのアルバムには3曲もジョージ作曲のナンバーが収められている。

しかもTaxmanがアルバムの1曲目!

おめでとう!ジョージ!やったね!

ジョージの曲でポールのベースが抜群のセンスを見せるのはファンの中ではよく言われる話だけど、このTaxmanもご多分に漏れずベースは存分に暴れている。

ベースのみならず、なんとリードギターもポールが弾いちゃっているのだ。

そして上手い。

リードギタリストのジョージの気持ちを考えると・・・こういうところから、バンドの崩壊は始まっていくんだね・・・

高い・・・高すぎる税金

さて、歌詞に関して若干解説しておこう。

これはタイトルの通り税金に関する歌であり、ビートルズが当時95%という高い税金を取られていたことを皮肉った歌である。

歌詞中の

あなたには1で私が19

というのは、イギリス通貨ポンドの補助通貨であるシリング(1971年に廃止)が20シリング=1ポンドであったからだ。

つまり1ポンド稼いだうちの19シリングは税金で払えってことね・・・^^;

目の上のペニーもちゃんと申告するんですよ

これは死んだ人の目の上にペニー硬貨(シリングのさらに下の補助通貨)を乗せるという古い慣習のことで、それすら税を課すというブラックジョークだ。

ちなみに当時のイギリス通貨は、1ポンド = 20シリング = 240ペンス という関係。

とうとうビートルズはアルバムを男女の関わりではない曲で始めてしまった。

これは完全にティーンのアイドルから脱却したビートルズの高らかな宣言なのだ。

ちなみに冒頭のスローなカウントはニセのカウント(笑)であり、お金を数えているのだとも言われている。

原文の歌詞はコチラ

Taxman

税金っちゅうもんがどうなっとるか教えたるわ
あんさんの取り分が1シリングで、ワシが19シリングや
これやから税金取りはやめられんわな

5%しか残らんのが不満ってか?
おいおい、なんも全部取るっちゅうてへんのやから、感謝してもらわんとな
ワシは税金取りや 泣く子も黙る税金取り

自分、車運転するんかいな
ほな道路に税金かけまひょ
座って休憩かいな
ほなイス税っちゅうのもいるわな
これからごっつ寒なってくる季節やさかい
暖房税もいただきまっさ
のんきにお散歩かいな
あんたの足も課税対象ですわ
税金取り!
ワシは税金取りや 泣く子も黙る税金取り

そんな取リ立てて何に使うんかって? (ハッハ、ウィルソンはん)
それ以上払いたなかったら、いらんこと聞くなっちゅうねん (ハッハ、ヒースはん)
なんちゅうてもワシは税金取りやからな

そうそう、ご臨終の方々にも言うとかんとな
目の上に載せるペニーの申告も漏れんようにしてや
なんちゅうてもワシは税金取りやからな
つまりでんな、あんたらはこのワシのためにせっせと汗水たらして働いとるっちゅうわけですわ

「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^

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著:スティーヴ・ターナー, 監修:藤本 国彦, 翻訳:富原 まさ江
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