【関西弁でビートルズ和訳】Woman Is The Nigger Of The World

関西弁吹替えインタビュー

「女は世界の奴隷か!」という衝撃的な邦題のついたこの曲は1972年にアメリカと日本でシングルカットされた、女性の社会的地位向上、フェミニズムについて歌った曲だ。(なぜかイギリスではシングルカットされていない)

“nigger”という言葉が黒人蔑視の言葉だとして放送禁止になっているが、黒人からの評価は高いようだ。

アルバム「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はジョンのソロ作品の中で最も政治色の濃いアルバムで、ぼくは10代の頃その過激なアルバムジャケットを見て怖かったのをよく覚えている。

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ジョンの女性観

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ビートルズの時代からジョンの女性観は随分変わったように思う。

Please Please Meではただただ、若い性衝動の対象としての女性。

You Can’t Do Thatでは怒り狂う嫉妬の対象としての女性。

No Replyでは自分をないがしろにする恐怖の対象としての女性。

Girlでは自由奔放な小悪魔としての女性。

そしてヨーコ・オノというポール・マッカートニーに匹敵する人生最高の伴侶の出現によりジョンの女性観は解放へ向かうのだ。

その女性観が究極に純粋な形となって表現されるのは1980年のWomanまで待たねばならないが、このWoman Is The Nigger Of The Worldがヨーコの影響によって書かれ、ジョンの女性観を180度変えた重要な楽曲であることは間違いない。

今日はこの曲を関西弁で味わってみよう。

原文の歌詞はコチラ

Woman Is The Nigger Of The World

女ちゅうのは世界の奴隷みたいなもんやな
そらそうやろ、考えてみぃや
女は世界の奴隷や
なんとかしたろう思わんかな

男は女に化粧させて、ストリップさせて
奴隷みたいに従順に振る舞わんかったら、「オレのこと愛してない」なんて言うやろ
ほんで女がちょっと仕事頑張っとったら、「男になりたいんかいな」
蔑んでおきながら、レディーファーストやなんてどの口が言うとんねん

女は世界の奴隷や、ホンマ
ウソや思うんやったら、全員自分の彼女とかヨメさん見てみぃ
女は奴隷の中の奴隷や
マジで、みんなもっと声上げろ!

男は女に子供産まして育てさせるやん
そしたら太ったメンドリになったっちゅうてポイや
女は黙って家におったらええねんって言うときながら
男のツレには「ホンマ世間知らずで困ったヤツやわ」

女は世界の奴隷や、マジで
ウソや思うんやったら、全員自分の彼女とかヨメさん見てみぃ
女は奴隷の中の奴隷や
ほんまなんとかせえ!

毎日テレビでも女をバカにした番組が流れとる
女は根性とか自信がないなんて言いながら
若い時にすでに自由になりたいっていう意志が削がれとんねん
バカにしながら、あんまり賢くなりすぎるなってどういうことやねん

女は世界の奴隷や、マジで
ウソや思うんやったら、全員自分の彼女とかヨメさん見てみぃ
女は奴隷の中の奴隷や
ほんまそうなんや
俺の言うこと信じてくれるんやったら、お前も一緒に叫んでくれ!

男は女に化粧させて、ストリップさせる・・・

「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^

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