ジョン・レノンはよく自分の作った曲を「嫌いだ」と公言していたよね。
ライバルであるポールの曲のことも「ばあさん向けのクソみたいな曲」とか罵ることもあったようだ。
でもポールの曲に向けた嫌悪感と、自分自身の曲に向けたそれは全く別物といっていい。
ポールの曲に対しては、半分やっかみもあり、はっきり言って自分より才能があるということも心のどこかでは認めていたはずだからね。
今日はアルバムリボルバーから、ジョンの自分の嫌いな曲3巨頭の1つ “And Your Bird Can Sing” を関西弁にしてみよう。
詞が嫌いらしい
だいたいジョンが自分の曲を嫌いという時は、詞に満足していない、もしくは安易に書いてしまったという後悔が原因のようだ。
だって曲もツインリードギターのアレンジも、コーラスワークも素晴らしいとしか言いようがない曲だからね。
問題の詞の内容はというと、物質世界と精神世界のことを歌っているが、ジョン的には表現が安易というか、満足できるレベルではなかったのだろう。
曲の作者というのはその曲の隅々まで知っていて、生まれてから出来上がるまでの全ての経緯も知っているがゆえに、ジョンにしかわからない許せないポイントがあるんだろうね。
ちなみに嫌いな曲3巨頭のもう2曲は、It’s Only LoveとRun For Your Lifeだ。
原文の歌詞はコチラ
And Your Bird Can Sing
欲しいモンはなんでも持ってるんやて?
歌が歌える彼女もいるんや
でも俺のことは手に入らんのちゃうか
世界の七不思議も全部見たんかいな
キレイな彼女もおるてか
でも俺のことは見えてないみたいやな
でもな、財産とか持ってるモンに縛られ始めたら
こっち見てみぃや、俺がついとるから
彼女と別れたら悲しいか?
しっかり目ぇ覚まして、よお見てみぃ
俺がおるから
この世界の音楽も全部聴いたんやて?
彼女は腰の使い方も最高てか
でも俺の声は聞こえんみたいやな
「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^