世の中がサイケデリックブームに沸き、Sgt Pepper’sの二番煎じがあふれる中、ビートルズのメンバーは早々にインドの山奥に引きこもっていた。
インドの導師、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの教えのもと瞑想にふけりつつ、大量の曲を書いていたという。
その結果アルバムは2枚組という前代未聞のボリュームに膨れ上がり、ジャケットも極彩色のサイケデリックの反動から、シンプルの極み、真っ白のジャケットになってしまった。
というか、あまりに各メンバーが自由に作りすぎたため1つのイメージで表せなくなったのだろう。
一般的に仲がこじれ始めた頃といわれているが、リンゴはインタビューで「あの頃が一番仲良く、ノッていた時期だった」という言葉もある。
たしかにこんなバラエティ豊かでロックの全てをカバーするようなアルバムを、バンドが良くない状態では作れないとぼくも思う。
大人の魅力にあふれたビートルズの最高傑作だ!!
ちなみにリンゴ所有のシリアル番号0000001番のホワイトアルバムは9700万円で落札されたそうだ・・・
むせび泣く親友のギター
そんな傑作アルバムの中でジョージ・ハリスンの最高傑作も生まれている。
リードプレイを親友のエリック・クラプトンに頼み、クラプトンが最高のプレイを聴かせてくれる、“While My Guitar Gently Weeps” だ。
ちょっと硬い感じの英詞だが、リクエストによりこの曲を関西弁にしてみた。
原文の歌詞はコチラ
While My Guitar Gently Weeps
おまえら見てるとなぁ
ほんま愛っちゅうもんが感じられへんわ
俺のギターが声も出さんと泣いてもうとるやんけ
ちょっとは掃除機かけてキレイにしたほうがええんちゃうか?
ほら、またギターが泣いてるやん
なんやろ、おまえらが愛の表現の仕方っちゅうのを
今まで誰にも教えてもらってないのが不思議でしゃあないわ
今までおまえらがどんな扱いうけとったか知らんけどな
売り買いされてたみたいなもんやで
この世界を見とるとな
確かに回っとるっちゅうのがわかるわ
俺のギターは声も出さんと泣いとるからな
どんな失敗からでも学ばなあかんで
ほら、またギターが泣いてるやん
どこでまちごうてしもたんやろうなあ
どないお前らのこと慰めてええかわからんけど・・・
なんとか更生させられたらええんやけど
だーれも注意もしてくれへんかったんやなあ
おまえら見てるとなぁ
ほんま愛っちゅうもんが感じられへんわ
俺のギターが声も出さんと泣いてもうとるやんけ
おまえら見とると・・・
おれも泣けてきてもうたわ
「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^