今回はあえてイメージ的に関西感のない曲を選んでみたよ。
この曲はホワイトアルバムに収められているジョン1人の弾き語りによる静かなナンバーだ。
インドの山奥でドノヴァンにスリーフィンガー奏法を習ったジョンは、すぐさま曲作りに活かし、Dear Prudence、Happiness Is A Warm Gun、そしてこのJuliaなど多くの名曲を残している。
母を求めたジョン
ジョンとポールは幼い時に母を亡くしている。
ジョンの母の名はJulia
シンシアとの子にJulianと名付けたことからも、ジョンにとってジュリアの存在が彼の人格形成に大きく影響しているかがわかるだろう。
そんなジョンはパートナーにも母性を強く求め、ジョンにとって全てを兼ね備えた女性、「女神」として現れたのがオノ・ヨーコだった。
Juliaの詞の中にも登場する “oceanchild” が ochean(洋)child(子)でヨーコを表しているのはビートルズファンには有名な話だね。
さて、アルバムでは1枚目のB面ラストを静かに飾るこの曲。
関西弁にするとどうなることやら・・・
原文の歌詞はコチラ
Julia
オレの言うことの半分くらいは意味ワカランことばっかやけど
でもなジュリア、あんたはわかってるれるから、オレは言うんや
ジュリア、ジュリア、大洋の子と書いてヨーコ、オレのこと呼んどるわ
だから愛のことばで歌うんや、なあジュリア
ジュリア、貝がらの目に風速の笑顔、オレのこと呼んでるんや
だから愛のことばで歌うんや、なあジュリア
空に漂うような髪の毛が微かに光る、輝く
陽の光を浴びて
ジュリア、ジュリア、朝に残った月がオレのからだに優しく触れる
愛のことばで歌うんや、ジュリア
オレが自分の心を歌えへん時はな
ただもう心ん中をしゃべってるだけなんや、ジュリア
ジュリア、眠りの砂に沈黙の雲、オレにやさしくタッチする
だから愛のことばで歌うんや
・・・オレのこと呼んでる
愛のことばで歌うんや、ジュリア、ジュリア・・・ジュリア
「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^