今日はビートルズのオリジナル楽曲ではないけれど、Live At The BBCからDon’t Ever Changeを取り上げてみよう。
ビートルズの源流
Don’t Ever Changeは1961年にジェリー・ゴフィン&キャロル・キング コンビによって書かれた曲で、バディ・ホリー死後のクリケッツによって演奏、リリースされた。
イギリスでチャート5位を獲得しているが、ゴフィン&キングによる多くの名曲の中では隠れた名曲といっていいだろう。
レノン・マッカートニーに唯一対抗できる米国のソングライティングコンビと言われているが、ジョンもポールも曲作りに関して多くの影響を受けていることは容易に想像できる。
All My Lovingのミドルエイトの半音進行なんかはこの曲の影響が大きいんじゃないかな。
ちなみにビートルズという昆虫の名前をバンド名に使ったのは、クリケッツ(コオロギ)の影響とも言われているね。
BBCやアンソロジーに収められているデビュー前のレパートリーは、ビートルズの作曲やコーラスアレンジの源流の宝庫なので、研究してみるのも面白い。
ポールとジョージのデュエット
ビートルズといえばなんといってもジョンとポールのハーモニーが最大の武器だけど、この曲では珍しくポールとジョージの2人でデュエットしている。
デビュー前はジョージもたくさん歌っていたので、この組み合わせもあって然るべきなんだけどね。
これはただのぼくの想像だけど、この曲で歌われている女の子がジョンのタイプではなかったんじゃないだろうか(笑)
後年のジョンの曲をみると、ジョンはどっちかというとハデ目で小悪魔的な、でも他の男の接触は絶対許さない。
そんな感じだから、ジョンのテイストじゃなかったのかもね。
しかし、聴けば聴くほど純粋なラブソングで、その極上のメロディと歌詞は涙が出そうなほど心にしみる。
恋愛なんてめんどくさいって言ってる若い君も、もう恋心など忘れてしまった人生の先輩方も、この曲を聴けば恋がしたくなること間違いなしです^^
原文の歌詞はコチラ
Don’t Ever Change
レース編みのかいらしい服なんか着ぃひんもんな
化粧も絶対せえへんし
そういや日曜日以外はいっつもジーパンや
でもそれでええんや
これからもそのままでいてや
そんなスタイルの君が好きなんやから
流行りのダンスも知らんし
でもええ感じの雰囲気になって
キスした時に君は遊んでる子じゃないんやってハッキリわかったわ
変わらんとって
これからもそのままでいてや
そのままのカワイイ子でいるって約束してや
君がハッピーな時も
落ち込んでる時も
ケンカしてる時も
大好きなんや
君のこと飽きてイヤになるなんて考えられへんわ
他にもいろんな子見てきてな
男の扱いうまい子も多かったで
でも君はオレを傷つけるくらいやったら自分が死んだ方がいいって子や
変わらんとって
これからもそのままでいてや
そのままのやさしい子でいるって約束してや
変わらんとってくれよ
これからも、絶対
そのままでいてや
ずっと、ずっと・・・
「この曲を関西弁で訳して欲しい」っていうリクエストや、訳に対する指摘、クレーム、文句も大歓迎です^^